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Die Liebe ist eine Waffe.

二次創作イラスト、コスプレブログサイト。

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ネタズ

2014/10/05(Sun)20:19

つらつら浮かんだ纏まりも糞もない言葉。





目が離せなかった。
初めて見た。彼の流した涙が、あまりにも綺麗で、
あまりに儚くも、力強かった。
自分の世界の時間が、止まってしまったかのように、
微動だにせず、瞬き、はたや呼吸すら忘れて。

きっとその時には、私は彼に、恋をしていたのだろう。

鮮明に焼き付けられただろう網膜、能、心臓を感じながら
どこか遠くで、他人事のように、思った。
それは幼く、浅はかな恋を…





拍手







手を撫でる。
甲を摩る。
されるがままのその手を良いことに。
血管の通り、骨の一筋、少し硬い、皮膚の上に走る皺、
ゆっくりと、確かめるように、丁寧になぞる。
指先、爪と皮膚の間を引っ掻いた時、ひくりと揺れる指先が、
そ知らぬ顔をして、本を読み続ける男の心情を、表しているようで
私はゆっくりと、口角をあげた。
漂う空気は白んでて、
緩やかな風が吹いてるのに、
その手にだけは僅かに色が纏っている。
静かに、ゆっくりと、
重く甘い空気が、
手先から、じわりじわりと這ってくる。
手を、撫でるだけだった私の手は、
いつの間にか、地を這う蛇のように
彼の手に、絡み付いていた。

――――――――――


長次は綺麗だ。
それは仙蔵のような、滝みたいな、
容姿を指しての事ではない。
ふとした時の仕草、雰囲気が、
一点の汚れもない、尊く美しいものだと、感じるのだ。
徐々に侵食するその感情は、確りと、確実に、
私の中に、染み付いていく。
静かに。
静かに。
時折ぞっとする程に。

長次は綺麗だ。


――――――――――


時折長次は、私の感覚全てを攫ってしまう。
忍者になるべくと、日々鍛えている私を
意図も簡単に、持って行ってしまうのだ。
眩暈がする。
その色香に。
そこに湧き上がるは負の感情は無く、
感嘆の息を吐き、陶酔しているかのように、
ただ一心に、網膜に焼き付けようと、見るしかなくて。
息を潜め、熱に浮されたかのように、見続ける最中、
私はひんやりと、底冷えする何かを、
臓物の下に感じた。
遠くない未来に、私はこいつに、食い殺されるのだろう。と。


――――――――――

談笑していた五人が、ぴたりと止んで、
一斉に私を見ていた。
私は何か、可笑しい事でも言っただろうか?
いいや、何一つ言ってはいない。
私は正しく、思った事を言ったのだ。

「長次が一番綺麗だ」

私の目の前にいる、言われた張本人が、
傍から見たら、大して変わってないように見えるだろうが
一番驚いた顔をして、私を見ていた。
一拍の空気を置いた後、文次郎と留三郎が異議ありと
抗議してくる。
「いやいや小平太何言ってやがる!こんな筋肉隆々の男の何処が綺麗だって!?」
「全くだ!いいか小平太!綺麗っつーのは癪だが仙蔵とか、平を指すんだよ!
長次に当て嵌まる訳が無い!」
おい文次郎、それは私に喧嘩を売っているのか?買うぞ?
仙蔵も言い方が気に入らなかったらしく、凄く不満な顔をしている。
というか、こいつら二人して同じ事を言うせいで
外が大変な事になっている。煩い。
大体私は正直に言っただけなのに、何故こうも非難されねがならぬのか。
じと目で口をすぼめると、静かに長次が口を開いた。
「…私は、綺麗ではない」
その言葉に、文次郎と留三郎がうんうんと肯定してくるのが、
かなり気に入らないが、それでもやっぱり、私は長次が一番綺麗だと思った。
三人のあまりの分かって無さが、滑稽で、
なんだか可笑しくなって、思わず笑ってしまった。
伊作と仙蔵は、きっと私が言う綺麗という意味を、察したのだろう。
呆れた様に肩をすくめ、笑っている。
突然笑い出した私を、きょとんと見る三人を見返して、
私はやっぱり言うのだ。
「長次が一番、綺麗だ」と。

お前の美しさは、そんなものではないよ。

――――――――――

本を読む長次は
とても綺麗な姿勢で読んでいるんじゃないかと
妄想したら堪らなくなります。
いつも前々から思ってる事なんですがね。
図書室、窓の光が明るく射す午後の中
猫背にならず、真っ直ぐと背中を伸ばして
ゆっくり、黙々と、本を読む中
ふうわりと、柔らかい風が、図書室に運び込まれる。
風に乗り、僅かに流れる髪と、少しだけ捲れる本の頁。
その一瞬がまるで絵画のようで
壊してはならない、不可侵の領域とか
思い始めたら本当に長次さん綺麗でしょうがなくて色々辛いです。
途中から私何言ってんだろうと思いましたが
とりあえず長次さんめっさ綺麗って事が言いたかったんです。
長次さん綺麗。

全然文字書いた事無いので
こんな塵みたいな駄文となってしまいました本当ごめんなさい
長次さん本当天使真顔
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